わたしたちの想い
このページでは「ちょっと待った!水俣風力発電」でクリーンエネルギーである風力発電に対して挙がった疑問点を紹介します。水俣は、チッソにおける水銀汚染、産廃処分場建設反対など様々な環境問題に対峙してきました。今回の風力発電建設は、環境モデル都市を目指す水俣に適するのかどうかあまり語られない問題点を考えてみましょう。
表沙汰にされない健康被害
風力発電機による健康被害は、発電時のパルス音、低周波によって心臓・神経障害などの原因になると言われている。また、健康被害を訴えている人の症状には不眠や船酔いに似た症状がある。軽い症状に思えるかもしれないが、毎日この症状に悩まされ精神的な苦痛から引っ越しを余儀なくされる人々が出てきている。環境省からは安全に対する指針が出されているが、安全と謳われた場所の住民が健康被害を訴えているのが現状である。
安定しない電力供給
風力発電は、火力や原子力に代わるエネルギーとして注目されている。しかし、風力発電がその他の電力と同等の効果が出るためにはとても強い風が吹いているときでなければならない。日本において強い風は常に吹いているわけではなく、電力として安定して頼れるものではない。偏西風などで安定した風が吹いているヨーロッパに比べ、日本には合っていない発電スタイルなのだ。
設置における環境破壊
風力発電の全長は、直径150Mの巨大さである。取り付けられるブレードは、100Mほどになる。この発電機を設置するだけでも山を削り、森を伐採する。また、この発電機を運搬するための道路も拡張しなければならない。風光明媚な景観が無機質な風車が立ち並ぶ景色に変わるだろう。木々が消えた森からは、土砂崩れや滑落のリスクも高まり、水俣に棲む貴重な動植物(天然記念物ヤマネ・カモシカ)の棲家も奪う。
風力発電設置の採算
風力発電を設置することで、市には土地の買取料や固定資産税、法人税が入ってくる。しかし、予定地の山はすべてが市有地ではなく、国有地や私有地も存在して、高額な土地代が払われる保証はない。また、電力供給としても収益をあげられるかは、今の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)なしでは疑問点が大きい。風力を建てることで得られるその利益は本当に市民のためになるものだろうか。